2020年 6月号 C項

ディベート&ディスカッション中心の英会話学校

2020年 6月号 C項

Communication: Topic and Outline
毎月行われているYYクラブのディスカッションの概要(英訳と日本語訳あり)

今年に入って,コロナウィルス騒ぎに世界は翻弄されていますが、皆様はお元気でご活躍の4ことと推察します。

私を含め皆さまもコロナウィルスとはなんぞや? またその前に、ウィルスとは何だ?について全くと言ってよいほど知りませんでした。今月から、ウィルス一般について、自分の興味から、調べたことなど。そして、最近のコロナウィルスについては 専門家である公立陶生病院 感染症内科 医師の斎藤義和先生が書かれた「新型コロナウィルスのNOW!」を10回に分けて紹介します。この冊子はお医者様が書かれた本にしては漫画入りで読みやすく、参考にしていただければ幸いです。それに加えて、ウォルスと言えば、この型コロナウィルスだけでなく、数百万年前から遺伝子に関わり続けていたとの研究もあり。さら日本では奈良時代に遡ってウィルス感染で疫病がまん延した事実があり、それを鎮めるために奈良に大仏を建立した事実もあるとされている。

そこで、当方として、最近書かれたシャロン・モアレム著「迷惑な進化」(病気の遺伝子はどこからきたのか)が評判の書でもあり、これを取り上げ紹介するこにします。ただし、この著書は約250ページの多大な著作なので、この中第5章「僕たちはウィルスに操られている」の章のみとします。即ち、ウィルス一般の紹介です。

はじめは、ウィルスについて広く紹介し、次に、新型ウォルスに絞って紹介することとします。いずれも下記「目次 I,II章」に従い、今月から開始します。

よろしくご高覧頂ければ幸いです。

目次

I.章: シャロン・モアレム著「迷惑な進化」(病気の遺伝子はどこからきたのか)よりの抜粋と当方のコメント

  1. 人間を操る病原体

1.1 ウィルスの定義

1.2 人間の生活機能と体内微生物の関係

2.寄生生物はこうやって移動する

(1)トリソプラズマ。ゴンディ  (2)くしゃみの効果

(3)ギョゥ虫  (4)コレラ  (5)マラリア (6)トキソプラズマ

3.病源体を味方にするには

 

II章:武藤義和医師著「新型コロナウィルスのNOW」よりの内容ご紹介

こちらは長いため下記の目次に従い、毎月回数ページに分けてお送りします。

(1)「コロナウィルス」って何?

1)新型とやらは??  2)症状は何?  3)症状 4)かかるとどうなる?

(2)重症化って何が起こることなの?

1)重症化し易い人たちは?  2)小児は?

(3)CT画像って??

1)発症からの画像変化  2)軽症者・中等症者・重症者って?って

(4)検査方法は?

1)PCR法  2)PCR法でドライブ・スルーすればいいんじゃん

2)抗体検査をすれば感染がわかるじゃん!

3)じゃあ 結局検査はどうするの?  4)まだまだ根拠のない抗体検査ですが・・・

(5)感染対策は?? For医療者

1)全患者に対して   2)ちゃんと感染対策してた??

3)医療者の感染の報告  4)環境表面にはどの位、ウォルスは生きているの??

(6)で、どうすれば感染せずに済むの?

1)三密?   2)濃厚接触者って?  3)濃厚接触者の定義はなんで変えたの?

4)どこまでならしてもいいの??

(7)どういう人を見つけるべき??

1)軽症例には基本的にPCR検査を推奨しない。 2)家に居ろといわても?

(8)個人的に一番不安なこと

1)みんなコロナしか心配していない  2)もし、検査で確定したら治療方針は??

(9)治療薬の特性

1)レムデシベル  2)プラケニル  3)カレトラ  4)ナッフモスタ

5)アビガン  6)シクレソニド  7)アクテムラ

(10)治療の目標

 

詳細情報 

1.人間を操る病原体

人類が何百万年の歳月をかけて進化してきたと同じように、感染症の病原も進化をしてきた。細菌も、病原虫も、ライオンやトラも、人間の赤ん坊も、あらゆる生き物は生存と種の

保存という至上命令を持ってこの世に生まれてきた。従って、人類の遺伝子は住んでいる土地やその気候に合わせて、無数回、修正(進化)を繰り返してきた。

特定の感染症を取り上げるならば、例えば、マラリアなどの脅威に、対抗したり、妥協したりして生きてきた。

まとめると:上記観点から、人類と有機体と関わって生きてきたのであって、「細菌やウィルスは全て悪もの」という先入観を捨てねばならない。

実際、我々は微生物やウィルスと一緒に、多くの場合、互いの利益になるように進化してきた。現在の自分達の体の機能は感染性の有機体と何万年もかけて付き合った結果、出来上がったものだと言える。

1.1 ウィルスの定義:生物の定義には当てはまらず。

生物の細胞に感染して増える微小な構造体で、タンパク質の殻とその内部に入るDNA とRNA(リボ核酸)とから成る。殻の外側に脂質の膜をまとうものもある。

多くは5000分の1mm以下である。生物を形成する細胞よりも小さい。自力では増殖できず、生物の定義に当てはまらない。

20世紀前半に、電子顕微鏡が発明されて初めて観察された

遺伝情報をDNAに載せたDNAウィルスとRNAに記したRNAウィルスに分かれる。一部のウィルスは人に様々病気を引き起こす。毎年多くの患者が出る季節性インフルエンザをはじめとして、麻疹、エイズ、新形コロナウィルス感染症が良く知られる。

 

2.武藤義和先生のページ